trajan's salon

僕にとっての日常。

一度に纏めて伝えることの弊害

1通のメールで複数人複数の用件を記載してる・・・
Gitで複数の変更を纏めてcommitしてるぞ、これ。 ということが最近、ちょくちょくあった。

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一度に纏めて何かをする側は大変なので、共通項があれば纏めて楽に片付けたい。

しかし、これらの本来の目的は片付けることではない。
誰かに対して伝えることであるはずだ。

何を誰に伝えるのか、がシンプルになっていることが重要だと考えている。

さて、次のような場合は一度に纏めてでは?と思われがちだ。

今日の作業は、下記の3点です。
・新規企画の打ち合わせ
・説明用資料の作成
・セミナーへの参加

これは作業の報告が用件なのであって、
それぞれの作業についてまでクローズアップはしていない。
もし特定作業で確認したい点が発生したのであれば、
それは報告とは異なり相談なので、別途メールをすべきだと思う。

人に伝えるときは、1回に1用件
これを意識して過ごすようにしましょう(自分への訓戒の意味合いも込めて)。

ミニマリスト日和(おふみ)

近藤麻理恵さんの情熱大陸を観て、片付けや断捨離、というものに興味が湧いた。
滝の前に立った時のように、「あ、良いな」と感じたのだ。

すぐにコンマリ(近藤麻理恵さんの愛称)の著作を読もうと思って、
御茶ノ水丸善、神保町の三省堂に駆け込んだが、シリーズの1作目がなかった。
その時にふと気になってしまったのがこの本、ミニマリスト日和。

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この本は、ご本人のブログの内容を初心者向けに纏めた一冊、という感じのようだ。
だから、ブログの読者には情報は薄いのかもしれない。

それでも、僕みたいなミニマリストに興味を持ったモノに囲まれた生活をする人は感動できるはずだ。
捨てたいけど、どうすればいいんだろう。
モノがたくさんあった方が便利じゃないか、と。
その答えはないけど、考えさせてくれるヒントが詰まっている。

この本は決して、ミニマリストになるためのマニュアルではない。
ほぼ日手帳を使って、ミニマリストライフをまとめたおばあちゃんの知恵袋みたいなものだと思う(こんな言い方では若い女性に失礼かもしれないが)。

「捨てる」ということ

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子どもの頃は、捨てる機会というのがあまりない。
どんどん好きなものを増やして、自分の城を築くイメージだろうか。

ずっと子どもの感覚でいられる人も、
モノを大事にするか、捨てずに残しておくかのどちらかが多いように感じる。

モノを捨てるという行為は、何か身を剥がされ、心もとない感覚になるような気がする。
所有欲なのかどうかはわからないが、きっと自分の価値を所有物でカサ増ししている気がするのだろう。

そういう意味で、最近ミニマリストというものに憧れている。
彼らは、必要最低限のものだけしか持たない。
自分の価値とか存在について、自信があるかどうかはさておき、身一つでこの社会に繰り出している。

最初の一歩が軽い。
どこでも自分の本領を発揮できる。
新しい世界にも果敢に挑戦していける。

きっと彼らはそういうことを本能的に知っているのだろう。
ミニマリストの考え方を学生に説明してみるのも良いのではないだろうか。